本記事では、「さくら」という名前の人気の漢字の組み合わせ、そして実際にパパ・ママが名付けた際に込めた意味や由来エピソードを紹介します。お子様に「さくら」と命名しようか検討されている方はぜひ参考にしてください。
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田中 一
早稲田大学卒。データ分析の仕事をしています。「ことばの読みもの」では、12歳以下の子供がいらっしゃる親御様1,271人から集めた、名前の由来や意味・名づけに対する想いなどに関するデータを分析し、お届けします。(写真は息子です)
「さくら」という名前の人気度について
今回実施した調査(サンプル件数:1,271件)のうち、「さくら」という名前は女の子の中で3番目に人気の名前という結果でした。
次に、使われている漢字の組み合わせをランキング形式で、名づけの意味・由来エピソードと併せてご紹介します。
「さくら」の人気の漢字組み合わせランキング
第一位:桜(さくら)
桜の名づけの意味・由来エピソード
桜という名前は3月から4月に咲く植物の桜を意味していて、桜の花びらではなく1本の桜の木の方を指していて、私的には普通に桜を見ている時よりも風が吹いていて桜の花びらが揺れている時の少し儚く、切ない感じに見える時の方が可愛いし、綺麗な感じだと思ったのでこの名前にしました。(1歳/)
主人の父が子供が生まれる数年前に亡くなり、ちょうどその時期が桜が満開の時期だったので「子供が父の生まれ変わり」という訳ではないですが、父がいつも見守ってくれるように…と願いを込めて桜にしました。子供が生まれたのは7月で桜の季節ではありませんが、いつも見守ってくらているような気がします。(4歳/香川県)
たくさん候補があった中で、まず画数と響きがよいものを絞りました。最終的に桜と決めたのは、私自身が桜並木の近くで育ち、桜が持つ魅力に毎年魅了されていました。枝いっぱいに花をつけ、人を幸せにするような、そんな人になってほしいと思いこの名前にしました。(6歳/岡山県)
春生まれなので桜という漢字を入れたいと思っていました。桜の花のように、人を元気づけたり癒したりできるような人になってほしいと思い、この名前にしました。同じ字を使った他の名前も考えましたが、いちばんシンプルで読み間違えられることもない名前にしました。(6歳/愛媛県)
桜の季節に生まれたの、柔らかい印象があり、女の子らしい名前にしたかったので桜にしました。と言っても生まれたのはギリギリ4月だったので、5月生まれだったら変えてたかもしれません…。若干ですがHKT48の好きなメンバーの名前も意識してました。(2歳/埼玉県)
インターネットから無料でもらえる名づけのリストに載っていた、縁起のいい名前から選びました。花の名前がいいなぁ、と思っていましたので、その中でも日本の木の代表といっても過言ではない桜がいいなと思い、そう名づけました。(4歳/大阪府)
第二位:さくら
さくらの名づけの意味・由来エピソード
第一には単純に私自身桜が好きだったからです。好きな花の名前を子どもに付けることができうれしく思っています。第二には桜のようにみんなから愛される人になってほしいと思ったからです。偉くならなくてもお金持ちにならなくていいから、人気者になってほしいです(3歳/)
お腹の中にいる時、子供に話しかける時は名前で呼んであげるといいと聞き、いくつかの候補のうち「さくら」にしました。元々桜の花が好きなのと、生まれる時期が桜の季節だったので良いさくらと思いました。しかし、まだこの名前で良いのかという迷いがあり、姓名判断などで色々調べました。いよいよ入院という時、病院の個室の入口に桜のプレートが貼り付けてあり、「これは運命だ!」と思い決定しました。(8歳/大阪府)
私と主人が、初デートの場所が、高遠城址公園で、4月で桜が満開でした。仕事を終わりに行き、高遠についた時は、夜で、満開に咲いた夜桜がとても幻想的で、綺麗でした。それから2年後に、主人と結婚し、妊娠をし、4月に女の子を出産しました。その時、私が入院していた病院に桜があり、満開に綺麗に咲いていました。私達夫婦の思い出の場所の桜と4月生まれ、4月の花、桜のように美しく優しい女性になって欲しいと思ったから。(5歳/長野県)
春、桜が満開に近づくと心がうきうきし、花見をする方がほとんどいる位、日本人にとって桜は季節を一番感じる花だし、きらいな人はいないのではないかと思います。そんな風に誰からも愛され、周りのお友達にも和やさくら雰囲気を与えられる子になって欲しくつけました。桜とそのままつけるには抵抗がありましたし、当て字では本来の意味がなくなるような気がしたので、ひらがなの「さくら」にしました。(9歳/宮城県)
春うまれなので春っぽくて可愛らしい、また誰もが読める名前を考えていました。桜はピンク色で可愛らしいし、みんなが桜の満開を心待ちにしているので、みんなから愛される可愛らしい子に育ってほしいと気持ちを込めました。(1歳/岐阜県)
第三位:咲良(さくら)
咲良の名づけの意味・由来エピソード
「咲」には「笑う」という意味があります。良く笑ってほしいと願いをこめ、咲良にしました。そして、自分自身は勿論、周りの人も皆幸せな気持ちになってほしいという願いもあります。良く笑って咲く。一つしさくらい花が咲くように。(10歳/東京都)
上の子どもが、「さくら」がいいと言っていました。私も桜の花が好きなので、いいなと思いました。桜の花が咲いて、人々が天を仰ぎ、花びらを見ては綺麗と言って笑います。桜の花のように笑顔や優しさが溢れるような人になってほしいと願って名付けました。(7歳/愛知県)
第四位:櫻(さくら)
櫻の名づけの意味・由来エピソード
海外で出産した為、日本らしくて覚えやすい名前をつけたくてこの名前にしました。海外でも日本でも通じるので覚えやすく、日本人らしさも忘れずに、いずれは世界に通用する仕事や人間関係を築いてほしいと思います。(2歳/東京)
第四位:咲麗(さくら)
咲麗の名づけの意味・由来エピソード
夫が桜が大好きで、女の子が産まれたらさくらという名前をつけると決めていました。女の子の名前に木の文字が入ると、枯れてしまうという意味でよくないということを知り、さくらという名前の漢字に由来と願いを込めました。パパが大好きな桜から名前を、ママからは願いを込めた漢字を、麗しく咲く桜のように、みんなに愛される女の子らしい子に育って欲しいという由来と願いで、咲麗です。(1歳/岡山県)
第四位:咲來(さくら)
咲來の名づけの意味・由来エピソード
日本人っぽく、文字の響きも綺麗なのでこの名前にしました。漢字の由来は「咲」は「笑」の古字で当然意味は「笑う」が含まれてます。「來」は「来」の旧字体で二つ合わせると「笑いを招く」で周りを笑顔にさせる子という意味で名付けました。「來」を旧字体にしたのは画数がこのほうがよいと占師に言われたので旧字体にしました。(11歳/兵庫県)
おわりに
「さくら」という名前の人気漢字や、ちなんだ名前をご紹介しました。名づけの参考になれば幸いです。
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